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この記事は、今から社内勉強会を運用してみようと考えている営業組織向けの記事になります。社内勉強会の概要から準備~実行までをお話しし、さいごに営業部で社内勉強会を行うためのアイディアを記載します。
では早速内容をみてみましょう。
まず勉強会ですが、goo辞書で調べてみると”共通の目標や関心事を持つ人が定例的に集まり、議論して学ぶための会合。”と記載されています。そのため社内勉強会は、社内で共通の目標や関心事を持つ人が定例的に学ぶために集まる会合という意味になります。
勉強会の形式は大きく分けて以下の2つの形式があり、どちらも長所・短所があるので目的に応じてどのような形式で運営するかを決める必要があります。
学校や塾での授業のようなスタイルです。テーマに沿った内容を話し手が聞き手に話していく内容になります。おそらく社内勉強会で一番多いスタイルはこちらの講義形式ではないでしょうか。
話し手の内容を聞いていく形式のため、勉強会の参加に対しての参加者の心理的障壁は小さいです。
何かのテーマに対しての知識共有が目的の際には、こちらの講義形式が向いていると思います。
参加者でグループを組み、共通のテーマをディスカッションしたり、作業したりするものです。何かしらの共同作業を行うので、勉強会の参加者同士、交流できる点が大きなポイントです。
部門間の親睦を深める時などにおすすめですが、ファシリテーターが必要になります。
ここから具体的に勉強会を行うための事前準備から実行までの流れを記載していきます。
まず最初に勉強会の目的を決めます。例えば、他部門との交流が目的なのか、自社の商材の知識を深めるのか、ベテランの営業スキルを新人に身に付けてもらうのか、などです。
目的を決めた後に、その目的に適した勉強会の形式(講義 or グループワーク)とテーマを決めます。
目的、形式、テーマが決まった後は、講義形式の場合は発表者を、グループワーク形式の場合はファシリテーターを決めます。
発表者または、ファシリテーターが決まったら、その担当者に今回の勉強会の目的とテーマを伝えます。
このような発表者やファシリテーターは若手に頼みがちですが、重要な役割になるので、慣れるまでは勉強会の起案者がこれらの役割を行うことがおすすめです。
勉強会の型がある程度できたら、そちらの型を元にどんどんと他のメンバーに登壇してもらうことで勉強会が活性化されていきます。
次にコンテンツを準備します。コンテンツの作成に関しては、発表者やファシリテーターと相談の上、誰が作成するのかを決めていきます。
メールやチャット、社内イントラネットの掲示板に書き込みなどで勉強会の周知と集客を行います。
勉強会が終わった後に参加者からフィードバックをもらう
勉強会の運営が終わった後に、参加者からフィードバックをもらいます。参加してみてどうだったか、もっとこうして欲しいなどの要望を集め改善することが勉強会の質向上のためにも重要です。
さいごに営業部で勉強会を行う場合のアイディアをお話しします。
発表者を持ち回りにして、発表者ごとに好きなテーマ(方向性だけ指定)を決めて勉強会を行います。
例えばベテラン営業担当者のノウハウ共有や、業務効率化のための営業ツールの使い方、オンライン時代の営業方法などです。
この時に、発表する内容のテーマの方向性をある程度決めないとあまり実りのある勉強会になりません。
そのためテーマの方向性をある程度決める必要があります。
また、強制参加にしてしまうと、やらされている感が強くなり、勉強会の雰囲気自体が悪い状態になるので注意が必要です。
他部門と合同で勉強会を行う方法です。
例えば、マーケティングの勉強会や、CSから顧客の成功事例、エンジニアから自社サービスの強みなどの勉強会です。
営業部以外の部署から知識吸収することで、営業の幅も広がります。部門間交流から相互理解も深まるおすすめの方法です。